東大でワイン検定開催(横山 博さん)

2013.02.19

横山1.jpg2012年11月18日、東京大学キャンパス内にあるバー「東大S」にて、第1回ワイン検定ブロンズクラスを実施しました。受講者16名にお集まりいただき、検定試験は全員合格、懇親会も大盛況でした。
でも一番苦労したのは、やはり受検者の募集です。当初は仲間内だけの5~6名しか集まらないのではないかと心配しましたが、人脈豊富な知人に頼んで幅広く声を掛けてもらいました。HP経由でも数名のお申込みをいただきました。とはいえ、人数が集まったのはいいものの、半数以上は初対面の方たちです。どんな人が来るんだろう?ご職業も年齢層もバラバラで懇親会などやっても盛り上がるだろうか?と懸念しましたが、杞憂でした。
みなさん自然と打ち解け、話しに夢中になり過ぎて食事やワインが余ってしまうほどでした。「ワインの力」というのは素晴らしいものです。「講師としてやってみたいけど少し不安」、「ひとりで受検しても大丈夫?」などと躊躇されている方には、まず一歩、踏み出されてみることをお勧めします。きっと楽しい出会いがあるはずです。

横山2.jpg 講義については、認定セミナーどおり、かつ試験の出題内容を外さないように努めました。また、昔のワインスクール時代のノートを引っ張り出してきて復習したり、初心者向けのワイン本を読み直したりしたのですが、案外、忘れていたことも多く、自分にとっても良い勉強になりました。
今回のワイン検定のテキストは大変わかりやすく、要点がコンパクトにまとまっていて、どんなレベルの方にも合うと思います(何よりこの「薄さ」がいい!)。ワインを経験的によく知っている方でも、体系的に学ぶことで頭が整理できるはずです。ただ、あえて文句を付けるとすれば、テイスティングがないことと、料理との相性の章でフランス料理しか取り上げられていないことです。そこで検定試験とは別に、赤白2種類ずつの比較試飲を行い、懇親会では世界各国の代表的なワインや料理を提供しました。比較試飲では産地当てのクイズをするなど、ちょっとした工夫も凝らしました。複数の品種を並べて飲む機会はあまりないので、「比べて飲むと違いが分かる!」と好評でした。お食事との相性も人によって好みが違いますから、それもまた話しのタネになったようです。

第1期生ではすでに同窓会の話も出ています。楽しそうだと思われた方、是非、第2回ワイン検定のご参加をお待ちしています。

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