ITを駆使した広報活動と準備で(馬場 聡さん)

2013.02.26

《検定流行りだが・・・》

今流行りの有象無象の「***検定」とは違う、ワイン愛好家(ワインエキスパート)が伝える、本当のワインの楽しさを知ってほしいとの思いでした。さらに、ワイン好きな皆様に「ワイン検定」なるものが誕生したことを広めたかったので、真っ先に講師認定セミナーに申込みました。


《ITを駆使した広報活動・準備》

まずは広報活動の一環として、"winekentei.sapporo"に関するidの取得を行いました。そしてWeb、Facebook、BlogなどIT関連のサイトの簡単なものを作りました。一番の難関は会場選定でした。受検者が何人程度になるのかまったく想定がつかないためです。ここで神のご加護が・・・私のワインの師匠より心強い支援をいただきました。普段ワイン教室を行っているレストラン等に声をかけてくれたのです。それで決まった試験会場がジョリジェリ-エゾバルです。ジョリジェリのスタッフの皆さまから多大なご協力も頂戴しました。感謝、感謝です。さあ、あとは受検希望者を待つのみ・・・


《いよいよ申込受付い開始!~検定当日》
申込受付開始になりメールがくるのを待っておりましたが、なかなか申込希望がなく、正直焦りました。北海道支部でたった2つの試験会場のうち、もうひとつの会場の講師の方ともFacebookで情報交換をしつつ受検者を待ちました。やっと締切間近になって駆込み申込をいただきました。ソムリエ協会への登録最終日になって受検希望のメールが来るほどの駆込みもありました。実はその日、出張で東京にいて仕事をしながらiPadで受検者の登録をしていました。

検定日までで神経を使ったのはテキストの送付です。受検申込の立ち上がりが遅かったこともあり、さらにソムリエ協会からのテキストの発送日がきまっていたこともあり、1日でも早く受検者の手元にテキストを届けたかったので、ある程度申込者数を予測し、テキストを事前に申込しました。(アマゾン、楽天とか書店で販売されるといいですね!)
残るは講師としての準備です。ポイントを押さえるように自分も勉強しなおしました。検定に合格してもらうことが一番ですが、なによりもワインを楽しんでもらうためには、なにを感じ取って欲しいのかを基本に講習会の構想を練りました。視覚的に覚えて欲しいことはiPadで写真を観てもらうようにしました。そして迎えた検定当日・・・なんと札幌は朝からの吹雪(><)北見、函館、豊浦から受検にいらっしゃる方もいて心配でしたが、受付開始が午後だったこともあり吹雪の影響もほぼなく、なんとか無事に全員(21名)が受検され、全員が合格されました(ホッ)。


《新たな自分》
合格者からは、「これを機会にワインについてもう少し勉強したいと思いました。」といったお言葉も頂戴しました。次はシルバークラス目指し、そしてワインエキスパート、ワインアドバイザー、ソムリエへとステップアップして欲しいですし、なによりもワインを、お食事を、そして出会いを楽しんで欲しいです。 


 このワイン検定講師を担い、また新しい自分になれた気がします。ここでも沢山の皆さまにご協力いただき、様々な出会いがあり、次につながる大きな転機があるような気がしています。 このような機会をいただいたソムリエ協会の皆さま、会場準備などご協力いただいた皆様、受検いただいた皆様に感謝しております。本当にありがとうございました。

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テキスト以外でワインを楽しむためのヒント集(検定日に配布)

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